3066人が本棚に入れています
本棚に追加
先月から、里央と暮らし始めた祐士を見て、俺は沸騰したお湯みたいに、腹の中は煮えくり返っていた。
いや…
妬いているんだ。
里央や渚の傍にいられない自分が、情けなくて。傍にいられる祐士が羨ましかった。
下界かぁ…
なんか、楽しそうだな。
ここは平和で楽園だけど。
もう飽きちゃったな。
神様はカエルになっちまったけど。渚の掌の上で、毎日遊べるなら、カエルでもいいから、地上に戻りたいよ。
ちくしょう…
つまんねぇなぁ…
最初のコメントを投稿しよう!