プロローグ

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危ねぇ… そう思った時には… もう…遅かった。 俺の体は… 波にのみ込まれ、沈んでいく…。 苦しい… 海流に押し流され呼吸は出来ない。 手を広げ必死でもがいたが、次々襲ってくる波に、浮上すら出来ない。 もがいても… もがいても… 俺の体は深海に沈む。巨大な海の底に、目を見開いたまま堕ちていく。 俺の脳裏に… 里央(りお)と渚(なぎさ)の顔が… 浮かんだ…。
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