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「うん、ひさしぶりに夜の散歩とかいいね」
舞姫さまの提案を聞いて、つい昔のように接してしまう
「あ、ごめんなさいここにいるときや舞姫さまの前では、女の子らしく丁寧な敬語つかえっていわれてるのに…」
ニコッと優しい笑顔で私の手を持って
「それのほうがお兄ちゃんらしいですよ?えと……あとさまつけないでいいですよ。昔みたいに舞姫っていってください…」
顔を赤くして私を見つめ、頬にほおずりした。
柔らかくてすべすべなほのかに暖かい肌を感じた。
「……こんな仲の良いところ、優樹に見せられないね。舞姫…えと舞ちゃん」
しばらくぶりに彼女の名前をよぶ
舞ちゃんって
幼稚園から蓬莱学園初等部までよんでいて何時の頃か、大人になる事で格差というものが出来始めて彼女とは、病気を治してもらってからしばらくは、顔を見ることはなかった。
蓬莱社って広大な土地のせいで見えないけど六方形の形を空の上から見るとなっていて中に入れるのは、ごく一握りの人たちだけ、私は、母が舞ちゃんの家庭教師やっていたから縁で入ることは、許されていた。
まぁ遊び相手という感じかな?
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