1、優樹菜とお兄ちゃん

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ブルルルル 着替えをすんだ後、スカートに入れていた携帯が、メール受信したのでブルブル震える。 床に座りペコは、散歩まだ?と言う感じで、頭を傾げながら私の顔をみる。 『少し早いけど、学園にいって、予習しておきます。試験がんばるからね ユキ』 いくらなんでも朝早すぎな気がするけど…あの子でも不安になるときもあるんだ 「わたしも、あんたのさんぽ終えたら学校に行こうかな」 おとなしく座るモコモコに首輪と紐をつけて外にでる準備をする。 お母さんには、ダメと言われてるけど紐は、途中の土手で何時も離す。 いくらメジャー仕様の紐っていっても窮屈には変わらないからね。 「紐嫌々、取って取ってー」 と目で語りかけてくる。 この可愛い仕草に弱いからなのか、もし紐外しても危ない事があっても大丈夫なようにと 『結界宝珠』を自力で作ってしまった。 バリア発生装置みたいなものね。 むろん薄い防壁を作る程度のレプリカだけど お母さんは、能力の無駄遣いと呆れながらも感謝してくれた。 ちょっと話はずれて私の能力と言うのは、素材があれば、なんでも作り出す特別な力 『創術』 だから細工や鍛冶の技術の必要がないし、片付けの必要もないただ重要なのは、イメージかな?
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