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妄想にひたっていると電車が停車。
信号機故障のアナウンス。
『(朝からついてねぇなぁ…)』
15分後電車が動き始めた。そしてあの人の乗ってくる駅。
心弾ませあの人の姿を探したが…ドアが閉まった。
あの人は乗ってこなかった。
仁美は撃沈しながらも、妄想にふけ駅に到着。
同僚達に笑顔で挨拶を交わしながら現実に引き戻される仁美。
今日も一日が始まった。
「仁美ちゃ~ん!これコピー10部ずつ!」
「はい!」
『(あぁうるせぇ…)』
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