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「おい、こいつの体拭くぞ。」
土方は、布団に横になっている青年を見ていった。
「僕も手伝いますよ。拾ってきたのは僕ですしね。」
「ごめん総司、オレ今用事思い出したわ …。ぱっぁん達に渡すものあってさ。ちょっと、行ってくる。」
「用事があるなら仕方ないですね。行っていいですよ、平助。」
また″ごめん″と行って平助は部屋から出て行った。
「さて、拭きましょうか。土方さん。」
「わかった。…にしてもこいつ、改めて見れば、異常なほどに整ったな顔してんな。」
「ですよねぇ。僕も顔見たときビックリしました。」
そう言いながら、総司と土方は青年の袴を脱がせた。
すると…
「!!?…こいつ、
女?」
袴を脱がせると見えたのは、胸に巻かれたさらしとその胸の膨らみだった。
これらからわかることは、この、青年だと思っていた人物は 少女だったということだ。
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