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『…だ…れ、です…か?』
目を覚ますと、見慣れない顔が二人、私を見ていた。
一人は心配そうな顔で、もう一人は私を警戒心剥き出しに睨んでいる。
「すみません。起こしてしまいました…。」
『あなたは、誰…ですか?』
「私ですか?私は、新選組一番組組長、沖田 総司と申します。」
「総司。何、名前教えてやってんだよ!…ハア、それよりお前、名前は?」
土方は総司を叱りつけると、少女に名前を聞いた。
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