プロローグ

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「学校?このオレが?」 「そうだ日本という国の学園に三年間行ってこい」 少年は目を見開いた 「なんで急に?父さん、オレは人間が作った学校、というくだらない制度には興味はない」 「くだらない、と言うのはやめなさい。それに人間の事を一度じっくり見てみるのも悪くないと思うが?」 そう言って少年に父さん、と呼ばれた男は笑った 銀色の髪に深いエメラルド色の瞳 見た目はおそらく二十代前半といった所だが、それだと年の差からして十五歳くらいの少年との関係が親子、というのはどうもおかしい つまり、それは男が人間ではないという事を示していた そしてそれは顔にも言えた 人間には思えないほど人間離れした美形 女性ならイチコロであろう
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