‡始まり‡

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「離せ!!」 「貴様は今から軌九様に定めてもらうんだから大人しくして、こっちにこい!!」 そう、どやした男は嫌がる撫子を半ば無理やり抱えあげると、軌九の前にある椅子のような存在に撫子を座らせた。 だが、椅子といってもまるで便器のように中心部がくり抜かれて秘所が見えるような造りになっている。おまけに手足の自由を奪うかのように台座から鎖に繋がれた手枷と足枷が鈍い光を携えて撫子の手足を拘束した。 「外せ!!!」 撫子は自分の持つ力の限りに暴れて鎖を引きちぎろうと奮闘したが、直ぐに無駄だとしり、大人しく座った。
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