‡始まり‡

11/12
前へ
/14ページ
次へ
「さあ、能力を開花させる最後のステップだ。軌九様」 「うむ。では、入れるか」 バサリと服を脱ぐと軌九の体は老人とは思えない筋肉が体を作っていた。 スルスルとズボンを脱ぐと、男の倍はあるであろう膨張した自身を男が抜いて白濁が出る排泄器官にあてがい挿入した。 「ぎゃあああああ!!!!!!!」 みちっとなにか裂ける男がしたのと同時に部屋には撫子の絶叫が充満した。 軌九は撫子の後孔を自身で無理やり挿入した為、撫子の後孔は裂傷した。 血が出て撫子が絶叫を止め意識を手放した中、軌九は腰を振りはせず、何かを待って居るようだった。 「さあ、こやつはどうなるかの」 そう言いながらズルッと後孔から自身を抜くと、撫子の体には異変が生じた。 本来は柔らかい部位は傷を受ければ治るのにはかなり時間を要する。 だが、撫子はその法則を無視するかのように体の傷は素早く癒えた。 「こやつは回復か‥‥‥」 軌九が残念そうに呟き、欲望を自身から出そうと自身に手を充てた瞬間――― ザシュっと何かを切り裂くような音がした。 軌九は自身の頬に一瞬痛みを感じ、手をあてると指先にぬるりとした感触があった。 「軌九様!!!」 男がそう慌て叫び 、軌九前に立った。 何処からか刀を出し鞘から刀身を抜き、撫子に切っ先を向けた。 意識がない筈の撫子の周りには棘と巨大な食虫植物が撫子を守るように囲った。 「軌九様、如何いたしますか?こいつの植物はこちら側がなにもしなければ、手は出さないようです」 「うむ‥‥宜しい。撫子は合格。能力をコントロールできれば、トリカブトから薬草までだせそうだしな。撫子をこのまま、服だけ支給。起きたら能力を封じ込める枷をつけて機関長室までつれてくること、その際No.40を連れてこい」 「畏まりました」 「こやつ、使いものになる」 軌九は満足げに言い放つと踵を返し、部屋をあとにした。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加