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くしゅんっ、 あ、やっちゃった……。 そう思った瞬間、他の人たちの視線が、ばっと僕の方に集まるのがわかった。 僕は恥ずかしくて小さくなる。 えっと、ここで自己紹介を…? 僕は柳瀬一葉(ヤナセカズハ)。高校2年生。ついでに言うと今日2年生になったばかり。 だからクラスメートがかわってまわりがほとんど知らない人ばっかりでちょっと……と、いうかかなり緊張してたりします。 今はちょうど式が終わってホームルームの途中だったんだけど…。 皆、緊張のせいか一言も話す生徒はいなくて無駄にしん、と静まり返ってる。 そんな中、冒頭であったように僕がくしゃみなんかしちゃったからさっきから皆のチラチラくる視線に泣きそうになってます……(泣 「お、風邪か?」 「え、」 不意に声がして顔をあげてみれば教卓の上に立っている先生と目があった。 「春っていってもまだ寒さがあるから気を付けろよー?」 「えっ、あ、えぇと…」 どうやら先生は僕の事を心配してくれてる見たいで、僕はくしゃみなんかしちゃった事を激しく後悔した。 「ぁ、…ありがとう、ございます…。」 僕はまた小さく縮こまりながら小さな声でお礼を言う。 そうしたら先生は僕に向かって笑うとまたホームルームを再会した。
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