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翌日
本日も曇雨なり。
何かのいじめかと思うくらいに雨が降り続けている
「おはよ。」
「もはよ。」
寝眼で歯磨きをしていると天月と河岡が二人で仲良く登場してきた
「今日も寝癖が絶好調だね」
「うっへぇ。」
「ほら、辻元くんタオル。」
「お。ありがと。」
歯磨きを終わって手探りをしていると河岡がタオルを差し出してくれた
「これから寝癖直すの?」
「ああ」
「じゃぁ、今日は昨日のお礼ってことで直してあげる。ついでに髪型も弄ってやる」
「ま、真由実。辻元くんが嫌がってるかもしれないよ」
「河岡。気にすんな。勝手にやらせとけ」
髪を弄られるのは前世で慣れてるし今更気にしない。
だいたい言ってしまったら生まれてから自分で髪形を適当にしていたためこういうのは前世を思い出して少し楽しいかもしれない
「そういえば、明日この寮に新入生が遅れて入ってくるんだって」
「どうでもいい。」
「まったぁ、そんなこと言って。実はちょっと気になってんでしょ?」
「河岡。天月連れて先に食堂行っとけ」
「あ、うん。」
天月は第一寮よりも第二寮の古い感じが良いとかでこっちに来た。しかも、日下部曰く、ツンデレだとか…
河岡は人見知りが凄いらしく大勢いるとこに入るのが怖かったのだとか。しかし、実際は夜の街で遊んでいるときた…
「って、俺もキャラ濃いか…」
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