貴方だけを探して…

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いつも通り。 俺の生活なんて普通の人間と何一つ変わりはない。 遅刻しない程度に起きて寮を出る。 そして、適当に授業を受けて適当にサボって昼食とって喧嘩して放課後になったら帰る。 ただそんだけ。正直時間の無駄だと思っている。 そんな無駄な時間を過ごすならすこしでもカインを探したいというのに 「辻元、一ノ瀬さんが呼んでるぞ」 特に話したこともないクラスメイトが俺に近寄ることもなく口を開いた 「…」 そして、俺もクラスメイトに返事をすることもなくその場から離れた 「なんであいつモテんのかね。いっつも1人でいんのに」 俺の後ろ姿をみながらクラスメイトがそんなことを呟いていたなど俺は知ることもなかった。 寮。といっても俺のような不良生徒は質素な第二寮という寮に入れられてる 第二寮の奴らはかなりキャラが濃い 「おっ、お帰りなさぁい。今回はねぇ島根までいってきたんだよぉ凄くなぁい?」
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