貴方だけを探して…

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「へぇ、七哉でも好きな人。いるんだ。」 「悪りぃかよ?俺だって恋の一つぐらいする。」 ただ、それが俺の本心かと聞かれたらわからないけど… 「ま、まあ、いいわ。それより勉強教えて。」 まだ廊下にいる天月を自室へと入れようとしたとき丁度隣の部屋から寮長の篠塚甘楽先輩がでてきた 「あぁ、天月と辻元ではないか。久しぶりだな。お前たちもあまり夜更かしするんじゃないぞ?最近河岡と吉村が夜中に遊びに行って朝方に帰ってくるんだ。お前たち同級生ならちょいと注意しといてくれ」 「あ、ああ。篠塚先輩も早めに寝てくださいね」 「うむ。そうだな。最近は仕事が忙しかったから寝れてなかったんだ。」 そういって先輩はまた自室に戻っていった 「花音ちゃんと吉村何やってんだろね」 河岡花音は天月とクラスも同じだった気がする。まぁ、それなりに気にしてしまうみたいだ 「あんたは吉村のこと気にならないの?」 「あー、考えてなかった」 吉村銀次。言ってしまえばただの不良。俺の不良仲間…なのか?的な存在なためあまり気にしない。 実際俺が会話するのは直樹と隼人くらいだろうし
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