へんじんっ!

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いや、あの、頭が付いていかない。 「サテライトちゃん愛…すごいですね…」 「勿論!サテライトは僕の彼女だもん!」 うん、わかりますよ、その気持ち。 「あ!そういえば自己紹介を忘れていたね。 僕の名前は、菊地 環-キクチ タマキ-だよ! 高等部2年だよ! 僕の彼女はアイゾメヤドクガエルのサテライトだよ!」 「あ、どうもご丁寧にありがとうございます。 俺は神崎 蓮華といいます。 高等部一年生です。 俺の家族はアカミミイボイモリの肉です。オスです。」 「おぉう、後輩かぁ! 僕、今まで後輩ってできたことないからどんなかんじで接しればいいのかわかんないけど、君とは気が合いそうだよ! 蓮華くん、よろしくね!」 「あ、はい、菊地先輩、よろしくお願いします。」 菊地先輩はにっこり笑うと(絶対前髪上げれば顔綺麗だと思う)、腕時計に目を落とした。 「あ!もうそろそろサテライトとの包容の時間だ!じゃあね、蓮華くん!」 そう爽やかに言い残して、菊地先輩は颯爽と帰っていった。 え、ちょ、包容?どうやって? てかこの学園、動物持ち込み禁止だよね? いや、その前にこの着ぐるみどうするの?w …菊地先輩に後輩がいなかった理由が分かった気がする。 「…帰ろ。」 俺は菊地先輩がおいていった問題を総無視して寮へと帰った。 そのあと、田中が例の着ぐるみを見つけてどうするべきか困った事を俺は知るよしもなかった。
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