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「ただいまー」
「おー、お帰りー」
菊地先輩と別れたあと、寮に帰ってきた俺はウルトラマンタロウと挨拶を交わして部屋着に着替えた。
料理をしているウルトラマンタロウを一瞥してダイニングテーブルに着く。
暫くすると芳ばしい香りを漂わせて焼き魚と白米、味噌汁が運ばれてきた。
ちなみに朝と夜の食事は交代で作っている。
「んじゃあ、いただきまーす」
「いただきます」
俺がウルトラマンタロウお手製の料理を食べているとウルトラマンタロウはで?と俺の顔を除きこんできた。
その一言で菊地先輩の件だと理解した俺は焼き魚を水でおしこんだ。
「あー、なんかカエルを愛してる先輩の気まぐれだった」
「ふーん、そっか」
ウルトラマンタロウは適当に呟き、ごちそうさまと言って席を立った。
俺も数秒後に食べ終わり、皿を洗う為席を立った。
「あ、風呂先いいか?」
「ああ、構わん」
皿を洗っていた俺が了承の旨を伝えるとウルトラマンタロウは脱衣場へと消えた。
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