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神崎 蓮華side
キッチンで皿洗ってたら、風呂場から出てきたウルトラマンタロウが後ろから抱き着いてきた。
「どうした、ウルトラマンタロウ。
ホームシックになったのか?」
「ぷっ……んなわけないじゃんか。
なんとなく、俺がこうしたいだけ。」
「あっそ。お前がそうしたくても俺には関係無いっつーの。
離れろ、何が悲しくてむさい男と抱き合わなきゃなんねーんだよー」
あ゙ー、と奇声を上げて抱き着かれたまま仰け反っているとぱっとすんなり離れてくれた。
「あーあー、神崎が傍にいないと俺さーみーしーいー」
「何キャラだよw」
「駄々っ子?」
「駄々っ子(笑)」
そんな下らないトークを繰り広げているといつのまにか食器洗いは終わっていた。
「あ、俺風呂入ってくるー」
「んー」
リモコンを手にテレビを見ていたウルトラマンタロウに一言掛けて風呂場へと向かった。
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