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「はぁああぁあ…」
俺は王道学園と呼ぶに相応しい、豪華すぎる教室で盛大にため息を吐いた。
「どうしたの神崎?」
「ん、おお、平凡か…」
「君本当に失礼だね!?
平凡は悪口じゃないけど毎度毎度会うたびに平凡って呼ばれたら嫌気が差すよ!?」
「だって名前が田中 裕太-タナカ ユウタ-で平凡、成績平凡、容姿平凡とか平凡としか言い様がなくないか?
もうお前なんて(バ)会長辺りに襲われてればいいのにな~。な?」
「いやいや同意を求められてもっていうか僕ときどき神崎の言ってることが分からなくなるよ!?」
頬杖をつきながら平凡もとい田中と会話してると飽きないな。
田中全力でツッコんでくるからいじるの超楽しいんだが。
もう田中芸人になれると思う。
いや、俺は平凡総受けになることを全力でお勧めするけどね?
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