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教室に戻って席につくと数秒後にいっちゃん先生が入ってきた。
その様子をぼーっと眺めていると後ろから肩を叩かれた。
「神崎、伊藤先生といたんでしょ?」
「ああ、そうだが。どうかしたのか?」
「あ、いや、別に…
何してたのかなって思っただけだよ」
「そうか」
今日の田中は少しおかしい様だ。
田中の言動がわからないぞ。
まあ今日は田中なんぞに構っている暇はな い ん だ が !
だってほら、王道だぞ、王道!
なんて舞い上がってると廊下が騒がしく…っておい、もしかしてもしかするんじゃないか!?
「…あれが転入生?」
「黒い塊…にしか見えないけど…」
「あんなものが副会長様の隣に…っ」
急いで廊下に駆け付けた俺の耳に届いてきたのは困惑と罵倒。
つか今気づいたんだが、理事長室行くのにここ通る必要無いんだよな。
あれか、これは私のモノなので横取りは許しませんよっていうあれか。
独占欲とか美味しいな…、副会長×王道もいいかもしれない。
いや、逆もおk。
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