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「見に行って確かめるのが一番かもな。」
ははは、と爽やかに笑って俺の背中を玄関まで押すウルトラマンタロウ。
「…ってちょっと待て!
マジで俺逝くの!?」
「神崎、変換ミスだぞー?」
「むしろ合ってる」
全力で抵抗してるのに微塵も動かないとかお前超人か!!
「ちょ、ま、う、裏切り者ー!?」
「いってら☆」
バタンッ
最後爽やかに微笑んだウルトラマンタロウに、あ、腹黒爽やか攻めも美味いなとか思ってしまった俺も否めぬ。
しょーがねーから逝くか。ダルいし色々アレだけども。
はあ、とひとつ深い溜め息を吐いて俺は目的地である2年の廊下まで足を急がせるのだった。
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