とある少年…

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盗賊達のリーダーらしいものがようやく立ち上がり、 顔を怒りに赤くさせながらやっとのことで叫んだ。 「今すぐお前を殺してやる!!!」 息も絶え絶えで少年に向かい叫んだ。 一方少年は全く息切れもせずに、眉をひそめて盗賊達の言葉を聞いていた。 少年は思った。 「なんでこんな奴等に罪のない人が殺されてしまったんだろう…何故なんだ…どうして…… いくら考えても既に起きてしまったことは変えられない、変わらない…… 今出来ることは今しか出来ない……」 と思っていた。
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