とある少年…

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少年も剣を抜いて基本の構えである中段で構えた。 そして盗賊達は叫びながら少年に斬り掛かってきた… だが少年の動きはまるで風のように素早かった。 盗賊達が走り出したとき、少年は剣を中段でただ構えただけであったが… だが一瞬の間に少年は盗賊の目の前に移動してきたのだ! 距離はおよそ数メートルはあるだろうか、その距離を一瞬で少年は移動したのである!! しかし、その速さは魔法などではなく、少年が持つ瞬発力の速さなのである。 その風のような速さに盗賊の1人は反応もろくに出来ないまま、胴を通り抜けざまに深く斬られ、そのまま絶命して倒れた。 何が起きたかは理解出来ていなかった……
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