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琴音、ヴィオレッタに手を引かれて連れてこられた場所には玉座のような場所があった。
ヴィオレッタ:…そこに座って。
琴音、指示通りに座る。
ヴィオレッタ:…手を見せて。左手。
ヴィオレッタに従う琴音。 ヴィオレッタは琴音の薬指に指輪をはめる。
琴音:…この指輪は何?
ヴィオレッタ:エンゲージリング。相手は貴女が決めていいの。
琴音:相手って…
ヴィオレッタ:詳しくは目が覚めたら三人が教えてくれるわ。癖は強いけど、みんな寂しがりのいい子達だから。
琴音:待って、ヴィオレッタ。貴女は一体。
ヴィオレッタ:貴女が決断を下したとき、全部話すわ。私も貴女も姿形は違うけれど。さぁ、眠りなさい。
ヴィオレッタが琴音の顔に手をかざすと、急激な眠気に襲われる琴音。
ヴィオレッタ:私は貴女に私にはなってほしくないのよ。
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