誰かの願いが叶う頃

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場転。とある学校にて。 生徒がノートの束を抱えて転んだ。その様子を見ていたクラスメイトが助けに入る。ノートを拾い集めながら、転んだ生徒に尋ねる ほのか:大丈夫?琴音。 琴音:あ、ほのか…ごめん。またやっちゃった… ほのか:気にしない気にしない。ていうかあいつら、また琴音に押しつけたの!?ちょっと待っててね、あいつらしめてくるから!! 琴音:ほ…ほのか、落ち着いて!!大丈夫だよ、わたしは平気だから。 ほのか:ほんっとにムカつく!私がいないときに狙ってほのかに嫌がらせばっかしてくるじゃない。 琴音:でもわたしは本当に平気だよ。だってほのかがいるもの。ほのかがいるから。わたしがピンチの時は、絶対ほのかがそばにいてくれるから大丈夫。 ほのか:……琴音、もうかわいいなぁー!! 琴音に抱きつくほのか。それに対してうれしそうに笑う琴音 琴音:えへへ… ほのか:さてと、さっさとノート届けてかえろっか?帰りにちょっと寄りたい所があるんだ。付き合ってくれる? 琴音:うん!
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