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梅雨に入る前の、
ほんの1週間か10日の間、カラッと晴れる日が続く。
太陽は、もう既に夏の様相を呈していて、
辺り一面を焦がしたくてウズウズとしているのが分かる。
でも、風はまだ大陸の匂いを持ち、湿気はなく爽やかだ。
私は、その僅かな期間が好きだ。
そして、好きでなければならないのだ。
私のインディアンサマー。
そう呼んでいる。
私は、こころも身体も、この短い時期に夏の準備をする。
しかし、最近では、異常気象なのか、僅か、二日三日で終わったり、いつもより、前後にずれ込むこともよくある。
そんなときは、うまく準備ができない。
準備が出来ず、夏を迎えるのは辛い。
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