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人間の暮らす華やかな表の通り
しかし、表が有れば裏もある。
そんな、裏の薄暗い路地裏での事だった………
ペチャペチャと何かを貪る音が鳴る。
「ウゥ……アゥ……ニ…ニク…」
そこには、全身が青緑に腐った3m位の大男が『喰っていた』
ヒトを……
もう、男か女かも解らなくなった屍を喰う
咀嚼する度に体の腐った肉がボトボトと崩れ落ちる
ソイツに目的など無い。
有るのは治まらない渇きと食欲のみ
「おいおい……いくらなんでも殺りすぎだなー死霊クン」
後ろからソイツに話し掛ける男がいた。
これといった特徴の無い髪型にすこしやつれた感じのする眼
背は170後半と少し高め
ビジネススーツをきていて
ネクタイを緩め首元のボタンを外しただらしない着こなし
手には警察手帳の様なものを掲げ
言い放った
「険非違使だ!貴様を殺人の罪で滅殺する。」
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