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この一撃に全てをかける!!
これは、今自分にある力を全て注いだ一撃を放つと言う意味だ。
こんな一撃を放つなら逃げたほうが良いと思う。
かなわない相手だから全てをかけた一撃を使う。明らかに残りの力を使い逃げたほうが正しい選択肢だ。かなわない者にはかなわない。当たり前だ、自分よりも圧倒的に強いのだから でもその一撃は絶好の攻撃チャンスなのだ。実際、かわしてしまえば相手はほぼ無力だし、打ち消せば完全に心を折れる。仲間にできる可能性ができる。自分自身これほどのバカはいないと身震いした。
「こいよ、ギルドマスターさん?」
「ハァアアアアアアアアアア!!!!」
くるッ!!
「くらえ!!鳳凰の断罪!!!!!」
火の不死鳥は荘一郎に目掛けて襲いかかる
動物型の魔法だ追尾機能があるのだろうか?
「この不死鳥の断罪はお前を焼き付くまで襲いかかる。逃げても無駄だ!!」
バカがペラペラと喋ってくれた。アホみたいだ。
「切り裂け。奥義、プルートプリンガー」
ズバァンッ!!!!
不死鳥が十個に切り裂ける。
「な、何ッ!!!」
ちなみに、奥義ならなんちゃらは嘘だ。奥義とか言っとけば相手は警戒するしかも得たいの知れない攻撃ならなおさらだ。
これで、こいつは攻略完了だ。
「私の負けだ。殺せ。」
「いやぁ。その剣くれないかい?私は追い剥ぎが嫌いでね。」
「この、剣。メタモルフォーゼ(変幻自在)か。好きにしろ。」
「よし、何か言い残すことは?」
「世界ギルド委員会に炎帝が死んだとつたえろ。」
「お安いご用さ。誇りを持てよ次期魔王に殺されることをなぁ!!」
ズバァンとフォンを切り裂く。
そして、荘一郎の周りに冷たい風がなびいた。
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