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いつもいつも。高野は俺を見ない。
そりゃ、しゃべってるときは見るけど。笑わない、全然。
「あ、暗いですね!!ごめんなさい」
明るく笑うシン。
「……」
それから沈黙。
やっぱり、授業いこうか。
「まぁ。別れたくないならそう言えよ。じゃあな」
そう言い放って、保健室を出た
……………
………
「REN、帰ろ」
高野がくる。
今日は仕事はない。
教室もそれなりに人はいない
「ああ」
立ち上がって、高野の隣に並んだ。
「RENくん!今度、お家行ってもいー?」
「ヤラせろよ?」
「きゃーっ!もう、やだあ」
女子を適当に相手して。
校舎を抜けた。
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