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夏休みに入るまで残り2週間。
あれからシンは、彼女と仲良くよりを戻せたと俺に言ってきた
よかった、と思う。
それから何故かアドレス交換なんかしたりして、微妙に絡んでくるようになったシン。
女だとバレることはなさそう。
「依蓮、今日泊まれ。」
そして。
いつものように来る高野の家で、再びお泊まりすることに。
「うん。」
なんで泊まんなきゃいけないのさ。
あ、ひとりが怖いとか?
「制服脱げば?」
「んー、うん」
一応、いつも高野から借りてる部屋着に着替えるため、ワイシャツのぼたんをはずしていく。
「依蓮、胸ないな」
「まぁ、ないよ」
胸ある人が高野のタイプ、そんなの知ってる。
でも、俺は…あくまで男装女子だし。
胸がほしいなんて、思わない。
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