高野の彼女

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* * * 夏休みに入るまで残り2週間。 あれからシンは、彼女と仲良くよりを戻せたと俺に言ってきた よかった、と思う。 それから何故かアドレス交換なんかしたりして、微妙に絡んでくるようになったシン。 女だとバレることはなさそう。 「依蓮、今日泊まれ。」 そして。 いつものように来る高野の家で、再びお泊まりすることに。 「うん。」 なんで泊まんなきゃいけないのさ。 あ、ひとりが怖いとか? 「制服脱げば?」 「んー、うん」 一応、いつも高野から借りてる部屋着に着替えるため、ワイシャツのぼたんをはずしていく。 「依蓮、胸ないな」 「まぁ、ないよ」 胸ある人が高野のタイプ、そんなの知ってる。 でも、俺は…あくまで男装女子だし。 胸がほしいなんて、思わない。 _
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