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「そして俺達烏はその中でもトップ3に入る位の実力者揃いのチームだ」
サンタは、あぁ、と呆然と頷き、そして言う。
「トップ3って言うけどさ、結局幽式部って何する場所なんだ?」
「それはね」
アオが答えた。
「このセラスタ魔法学校の七不思議を探す、みたいなクラブなんだ。それで活動は非公式」
「で、何を持ってトップ3なんだ? 何か学校の七不思議の真相でも見つけた、みたいなことでもしたのか?」
「……いや、そういう訳じゃないけど……。実力者揃いっていうの? ほら、僕達全員Bクラス以上だからさ。シュウと僕に至ってはAクラスだし」
「……へぇ。自称ってことか」
「自称でもないぜ」そう言ったのは、シュウだった。
「俺もアオも多少は幽式部の中で名が知れてる。後俺達以外で有名なのは、《キリノ》とか《ラム》とかだな。チーム《柊》《ヒイラギ》とチーム《四季》《シキ》のリーダーだ。それで俺達と合わせてトップ3。わかったか、不登校」
「へぇ」
言ってサンタは口を閉じる。
やはり、曖昧なクラブだった。一体何をするのか皆目検討がつかない。オルカの言っていた通り、学校でも探険するのだろうか。
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