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『はっ…! 橋本です! 橋本美妃です! 宜しくお願いします!』
美妃か硬直して挨拶を済ませると女性が笑い出した。
『あっははは…! かっわいい、橋本美妃ちゃんか…よろしくねっ…美妃ちゃん。』
緊張したからといって…いい年をして、なんて挨拶の仕方だ… 美妃はまた耳まで真っ赤になり眼を瞑った。
『あっ… ごめんね…美妃ちゃんが、あんまり可愛かったから…つい笑っちゃったわ…本当にごめんなさい。』
眼を瞑った美妃の鼻にまた甘いフレグランスの香りが香った…
『あたし…! 22歳です…』
美妃は、また後悔した… 自分の歳を認識してもらいたいが為の発言たが、前の話との脈絡はゼロだ…これではまるで子供が母親に、今日あった話を一方的にしているようなものだ…
しかし…そんな美妃に女性は優しく言った。
『うんうん… へぇ~そうなんだぁ…私も22だよ! 今年大学を卒業したの、これから山奥の研修施設にいくのよ。
美妃は驚いた、自分とまったく同じ目的の女性は、ラフな服装に身をまとった流行りの娘にしかみえなかったからだ。
『あっ…!あたしも、おんなじですぅ。』
美妃の言葉にレナは嬉しそうに微笑むと、優しく…ハグをした。
『あっ…ちょっ…!』
レナの甘いフレグランスに包まれた瞬間…美妃は眼を閉じていた。
『ごめん… 美妃ちゃんが、あんまり可愛くて…暫くこのままで居させて…』
それは…とても長いような…短いじかんだった、レナの長い髪が美妃の鼻をくすぐり…張りのある胸がブラ通して感じた…
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