失踪2日目

3/4

1550人が本棚に入れています
本棚に追加
/123ページ
幸子のいない部屋は、明るさを無くしていた。 幹夫のために、いなくなる少し前まで、夜ご飯を用意してくれてた。 もし、昨日早く帰っていれば、幸子は家を出ることはなかったのかもしれない。 今更悔やんでも仕方ないが、それでもいきなりこんな状態になってしまい、かなり打撃を受けている。 こんな事にならなければ、きっと自分のしている浮気についても、何の反省もなかったはず。 どうか生きていて。 幹夫は、手を合わせ何度も祈っていた。 幸子を生きて返してくれたら、どんな懺悔だってする。 幹夫は、警察からの連絡を待ち続けた。
/123ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1550人が本棚に入れています
本棚に追加