初恋。

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李茶は学校までの道のりを急いだ。 学校まで、そう遠くないのだが 龍の家から離れたい。 だから、急いでいた。 ♯♯♯ 「スミマセン、遅れました」 李茶は2-Aの教育に入った 1年の頃から真面目に学校に 来てないから、 教師も諦め、怒らなくなった。 いつも通り、うざったいクラスメートらしい奴らの 視線をくぐり抜けて 窓際の1番後ろの席に いつも通り、 座る、ハズだった。 だが、今日は違った。 「初日から遅刻とはいただけないな」 「‥は?」 「今日の放課後、残るように」 「‥?」 李茶が『注意』された。 教師に。 しかも、居残り宣告を受けた。 珍しいなんてもんじゃない。
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