新しい人生…

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―――… 「母様?桜夜です。」 「おお、桜夜か。入りなさい。」 「失礼します。(母様が自室にいらっしゃらないなんて、珍しいな…。)」 私は、母様の向かいに座った。 「桜夜、今日の外出はどうであった?」 「はい。京には、色んな場所があるのだなと、改めて実感しました。それに、お料理も美味しかったですっ。」 私は、今日のことを、少し興奮気味に話した。 「そうかそうか、楽しそうでなによりじゃ。」 「えへへ。…あっ。母様、これお土産です。」 「これは…。そなたに妾の好みを教えたことがあったか?」 「え?いえ…。」 「そうか…。」 「あっ、もしかして、お嫌いでしたか?」 「いや。むしろ妾の好みじゃ。ありがとう、桜夜。」 「!あ、えっと…。いえ、どういたしまして、母様///」 久しぶりに、母様にお礼を言われた。 その日、自室に戻っても、私は興奮で、なかなか寝付けなかった。 そのせいか、次の日は昼頃まで寝ていて、 しょうけらに、どやされ、茨木童子に、小バカにされました。 _
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