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俺「素質ってなんスか?」
大山「不良だよ不良。お前このままイジイジして生きていくの?つまんなくね?」
俺「……」
大山「ほれ、取りあえずタバコ吸ってみろ」
タバコって…
吸いたくないが、何やら断りにくい状況なので貰ってしまう自分。
大山「肺に入れろよ」
俺「はい…ゲホッ!」
大山「最初はみんなむせるよ。そこにあるジュース飲んでいいぞ」
初めての喫煙は、すごく肺が痛かった記憶があります。
なんでこんな物吸うんだろう…
しかもたて続けに三本程吸わされると、むせることはなくなった。
ここにいる人間は、俗に言う不良って人種なのだろう。
自分とは無縁の存在だと思っていたのに…不思議と心地いい。
恐らく、当時の自分は話し相手が欲しかったのだろう。
俺は毎日この家に通うようになり、何時しか笑えるようになった。
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