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数ヵ月、この日のために筋トレしていた自分。
と言っても見かけ倒しである。
人間、いきなり強くなんかならないからね。
(当時の自分では柔道部や格闘技習ってる相手に勝てなかっただろう)
後藤「ごめん…ごめん…」
だから俺は、如何に自分を大きく魅せるか。
そればかり考えて行動するようになった。
しかし、後藤はこの調子。
まさか俺相手にここまでビビるとは…企画倒れだ。
「あれ?もう終わったの?見たかったのに(笑)」
「お!泣かせてるじゃん、やるなヤンキー」
俺「そのあだ名なんとかならんの?」
「最初は見た目だけだったけど、今のお前はヤンキーそのものじゃん」
確かに…
話しかけてきたこの二人。
一人は優。
もう一人は大山宅にいた同級生の森だった。
二人とも俺同様髪を染め、ピアス完備の登校である。
大山宅で意気投合し、2年からはバリバリ調子こくぞと話し合っていたのだ。
そこで喧嘩の仕方、言動、主に覚えなくていいものばかりを吸収し、何時しか不良に染まり始めた頃…
大山「アイツのあだ名、ヤンキーでどうよ?」
意義無し!
俺を無視し、いつの間にかヤンキーのあだ名で定着してしまった。
しっかし…中学校に金髪3人もいると目立つ目立つ。
いつの間にか男の先生数人に囲まれ、俺らは別々に連れ出された。
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