まかり通る

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俺が連れていかれたのは使われていない教室だった。 生意気な中学生の代表みたいに気だるい感じで言葉を待つ。 先生「初めまして。君の担任の佐々木です」 俺「ふ~ん」 佐「学校にそんな格好で来てもいいと思ってるのか?」 俺「ダメだろ。これからはダメな事ばかりしていくつもりだけど。夜路死苦」 佐「学校に不満があるのか?」 俺「学校にはないよ。でも俺はクラスでからかいの対象だった。毎日バカにされた。いつの間にか登校拒否してた。毎日がつまらなくなった。ある日、この生き方が自分にとって正しいと思った。それだけだよ」 佐「イジメか?」 俺「違うと思う。でも俺には耐えがたい事だった」 佐「…わかった。今日はもぅ帰りなさい。」 説教されると思いきや、あっさり帰された。 教室に用もなくなったし、このまま帰ろうと玄関に向かう。 途中、札の付いてない教室からアホみたいな笑い声が漏れてくる… なんだ? と興味本意で覗きました。 優「キャハハハハハハハハハハハハハハ…アアアアアアアアアアッンハーーーー!!」 先生「オラオラオラ!」 俺「………」 教師に電気アンマされている優を発見(笑) 助けようとも考えたが、優の笑い方がヤバい… なんか人としてまずい… 優しい俺は、そんな優を見なかった事にして帰るのだった。
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