僕は俺に、俺は俺様に

今日から僕は中学生

気がつけばお互い家に出入りし、ちょっと背伸びをした遊び等して過ごすようになりました。

しかし、ある日を境に優は学校を休みがちになります。
最初は週1。
週2…週3…いつの間にか不登校に…
学校には風邪で休むとの連絡オンリーでした。
あんな明るい奴が何故不登校？
俺は気になり、優の様子を見に行くことにしました。
チャリで優宅に着くが、何やら訪ねづらい。

…よし！
玄関をスルーし、彼の部屋の窓に

コンコンコン…

ガラガラッ

優「何してんの(笑)」

俺「いや、お前が何してんの？って感じなんだけど…」

優「まず上がれば？」

俺「わかった」

取りあえず風邪では無い様子。
尚更不登校の理由が解らなくなりながらもお邪魔しました。
えぇ。
正に邪魔してしまった。
部屋に入るとですね、何やら見馴れぬゲームをしている優。

【ときめきメモリアル】
当時もっとも有名なギャルゲーをやっていた彼(笑)。
まさかの事態に俺は帰ろうとしました。

優「待てって(笑)面白いからお前もやってみろって♪」
俺「え？ときメモってオタクなゲームでしょ？嫌だよ…」
優「やれ！やればわかる！」

何がわかるのか知らんが嫌々ときメモってみることにした。