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残ったのは声と左眼を失った僕と…
手術台の上…一面に広がった、前姿の面影もなく解部された君の醜い姿。
「…っ」
切断された腕と足、身体から抜き取られた腸や胃の臓器が四方八方に散らばってるいるのに悪臭より君を探すことを最優先させた。
手術台の下…
ゴミ箱の中…
隅に置かれた死体の残存の中…。
「……、…」
ああ…そんな所に居たんだね。
かくれんぼ?
あの男から逃げたの?
本来、沢山の臓器が入っているはずの腹部から君の斬り落とされた首から上を見付けると精一杯の優しさで抱え上げる。
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