Amur adonis

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『なぁ,フェル,聞いてるか? おーい!』 フェルと呼ばれた青年は 慌てて振り向き微笑する 「ぇ?あっ,ゴメン! ぼーっとしてた…」 水色の髪をなびかせて答えた彼に 『おいおい,しっかりしてくれよな!今から闇との戦争だぜ? お前がそんなんでどうすんだよ』 「ゴメン…」 『まぁ,お前が居れば負ける事はないか!期待してるぜ?』 「俺なんて… レウスもみんなから期待されてるんだろ?」 『まぁな!ってもお前程じゃないけどな。まぁ何とかなんだろ!張り切っていこうぜ!』 「あぁ,そうだな!」 『じゃあ,俺は持ち場に戻るわ』 「そっか,じゃあ…また後で!」 レウスが去ると フェルは目を瞑り 左胸に手を当てた 『敵が来たぞぉおおおーー!!』 フェルは静かに目を開けた 碧色の瞳に決意を宿して
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