3人が本棚に入れています
本棚に追加
周りを見渡すと
それなりの被害は出ているものの
圧倒的優勢に変わりはなく
後一押しという所まできていた
しかし
フェルの中にあった不安は
少しずつ大きくなっていた
(何か変だ…)
フェルは違和感を感じていた
そんな事を考えながらも
目の前に現れた敵を
斬りつけようとした
しかし
フェルの長剣が
相手を切り裂く事はなかった
目の前のモンスターは
フェルの攻撃を
いとも簡単に掴み取ってしまった
それと同時に
腹部へと激痛が走り
気がつくと地面に落ちて
空を見上げていた
『まさか私が力を貸すとは…
面白い人間だ』
その言葉を最後に
フェルは意識を失った
最初のコメントを投稿しよう!