第1章 始まりの日

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2つの大陸と7つの国が存在する、魔法と剣の世界――…… ここ、ガンダーラ大陸のルーラン国には、月の女神に愛された娘-月巫女と呼ばれる者がいた。 銀の髪と瞳が特徴で、魔を寄せつけない結界を作る力を持っている。 その色彩と力は第一の娘しか受け継ぐことが出来ず、このルーラン国の平和は、その細い肩に重くのしかかっていた。 だが、それも少し昔の話…… 突然の出来事だった。 ある日、その結界が崩壊したのだ。 それは、この地に魔物が押し寄せて来るだろうということを意味する。 ある者は武器を求めて走り回り、ある者は恐怖に震えて祈るばかり…… そうして、平和な時は終わりを告げたのである――
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