ずっとそばにいるよ

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そして人の前に姿を現せるためには大きな力が必要とされる その代価のために天使の羽が散る… そのためこれをした天使は次々と命を落としていったという 天使にとって『天使の羽』は命そのものであり大切なものであるのだ その羽がすべて散ったとき、自分が生きていたという『記憶』がすべて無くなり、消滅する。 それが天使の「命を落とす」と言うことだ それをするたび、電気のようなものが走り激痛がするという そのことを知った上で私はその呪文を唱えた。 そのとき キャーーーーーーーー!!!! 体に激痛がはった その激痛に耐えられなかった天使は魂(命)が消える… つまり死んだこともあるという これはそれほど危険である。 でも私はそんな危険なものに成功した そして天使の姿を隆児だけに見えるようにして 私は隆児の前に現れた。 「久しぶりだね、隆児」 隆児は急に死んだはずの私が現れてビックリしている それもそうだ 死んで悲しんでいるときに本人が自分の目の前に現れるのだから そして隆児は目から流れる涙を拭き、 「なんでお前がいるんだよ」 と言った。確かにそうだよね 私がもしそうならたぶん同じこと言うと思う 「なんでってあんたが泣いてるんじゃないかなと思ってね」 と笑いながら私は言った すると隆児は 「泣いてねーよ」 と強がりながら言った
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