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ピッ
「…もしもし、」
《いや、もしもしじゃないんだよこの薄情者。
お前今俺からのメール消したろ!!(怒》
彩まで聞こえる程の怒号に圭織は普通の表情で返す。
「いや、誰だってあんなふざけたメールはちょっと、
…ってか何でメール消したの知ってるの?」
《勘。
とりあえず何だ最初のうわぁ、それは引くわ~。的な台詞は、》
「いやホントに助けて欲しいなら絵文字とか使うなよ。
…でさ、お前の勘ってどれだけ鋭いんだよJKww」
《ちょっ、お前今妙に馬鹿にしてんだろww》
「姉貴姉貴ー。」
すると蚊帳の外だった彩がトントンと姉の肩を叩いた。
「!何だよ、……え?マジ?………あぁ、そう。」
《?何だ?
彩近くにいんのか?ってか何言ってんだ?》
話の相手からは彩の声は聞こえないらしく電話している圭織に聞く。
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