青い世界
2/3
読書設定
目次
前へ
/
14ページ
次へ
意図せずとも、もう、二人の視線が交わることはなかった。 君は壁にもたれて、窓の外を見ている。 二人きりの部屋に、声は無く、音は無く、遠くに電車の音がかすかに聞こえた。 震えない喉と、不思議なくらいおとなしい心臓に、無償に腹が立った。 「このまま、」 彼女の唇は言葉を紡いだ。 「世界が終わってしまったら、どんなにいいか。」
/
14ページ
最初のコメントを投稿しよう!
11人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!