2人が本棚に入れています
本棚に追加
昼休憩、やはりというかなんというか、クラスの人には引かれてたね。わかるよ。
やっちゃったな、と廊下を歩いてると、黒塚さん?と声をかけられた。
振り向くと、茶髪の女の子がいた。
見たことのあるその顔、もしかして…
『お、岡村さん?』
「そだよ!あぁ、やっぱ黒塚さんかぁ、久しぶりだね。」
両耳に3、4個はくらいピアスを開けてる茶髪、岡村ひよこはあたしが中2の頃の知り合いだ。
『久しぶりー。岡村さんもこの学校に来てたんだね。』
「あたし頭悪いからさぁ、もうここしかこれなかったわけよ。」
説明しとこう。
ここは中学時代、なんらかの事情があって学校に行けれなくなった不登校、相談室登校者を主に受け入れる学校なのだ。
なので学力などはそれほど問わないが、代わりにヤンキー達も少なくはない。
岡村さんもヤンキーの部類に入る人。
え、あたし?
あたしはまぁ…追々ね。
最初のコメントを投稿しよう!