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ある小さな田舎の温泉の街にある少年は生まれた。名はあるのだが、偽りの世界のため明かさずおこう。
少年は小さな頃、近くに同年代以上の男がいなかったためか、女の子とよく遊んでいた。
そして、彼には可愛い幼なじみがいて、勉強したり遊んだりすることも一緒だった。
「ねえねえ、〇〇ちゃん遊ぼうよ。」
「うん、後から宿題も頑張ろうね。」
少年は男なのに〇〇ちゃんと女の子っぽく呼ばれていた。
それは青年となった今でも変わらぬ温かいものだ。
本当に仲が良く、その子といるだけで凄く幸せになっていた。
少年には恋などさえもない純粋のみの想いであったのだろうか…。
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