獅子奮迅

28/47
274人が本棚に入れています
本棚に追加
/145ページ
「いや、僕がやるよ」 ついさっきまで頭がパーンしてた白桜が眼鏡を掛けなおし、俺の前に出る。 そしてその手には、薄い桃色の神力を纏ってるボロい木製のモップがひとつ。 ……………モップ? 「オイ……それ何?w」 「コレ?」 コレはな……と若干ドヤ顔しながら白桜は高らかに言いやがった。 「……ちょっと凄いただのモッ──やめてちょっ【闇夜の女神】でデコピンするなコレマジだから」 ざけんなカスwwww結局はただのモップなんじゃねぇかwwwwwwww 「じゃあちょっと見て痛っ!痛いからデコピンしないで──いっだぁ!?しっぺもすんな!!」 「しょうがねぇなぁ……」 つかなんでモップ?wwwwチョイスがおかしいだろwwww勿論職能力は“掴を加える能力”なんだろうな?wwwwwwww そんなコトを考えてる内に白桜は勝手にモップの説明に入りやがった。 ……黒鉄? 今そこら辺で紅花を卍固めしてるけど? つかそれより白桜にあり得んほどの……いや、白桜じゃなくモップにか。に、すげぇ量の神力が溜まってるんだが。 コイツはモップからかめはめ波でも撃つつもりなのか?wwww 「実はこのモップ、僕達【十柱の創造神】の神力を注ぐことでなんと…… 伸び~る」 「……」 白桜は【闇夜の女神】のロケットパンチを食らってヤムチャになった。
/145ページ

最初のコメントを投稿しよう!