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十年の月日を経ても、決して色あせることのない、僕の初恋。
君は、光だった。
あの時も、そして、今でも。
「君じゃなきゃ、ダメなんだ」
他の誰でもない。
君だから、愛した。
「ねえ、僕を……見て」
届くはずのない声だった。
わかっていたのに、言わずにはいられなかった。
これ以上、我慢できなかった。
「僕の、隣にいて」
そんな世界を、どれだけ望んだことだろうか。
僕だけを、見ていて。
ずっと、ずっと、いつまでも。
「君がいれば、他に何もいらない」
君が幸せでいてくれたらそれでいい。
そう思っていたはずなのに、君を、欲しいと思う僕は欲張りだろうか。
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