第壱話

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掃除をし終えて6時30分 喉が渇いて井戸水を飲む まだ肌寒いこの季節 靴は貰えず服はノースリの白いワンピースといっても白かったのは最初の時だけ今は所々切れ、全体は茶色の色をしている小4から着ている為、布自体が薄い 水を飲んで一息ついていたら前方から姉の冷夏がやって来た それを見て私は小屋に戻ろうと、踵を返した いつもなら絡んでくる冷夏もその日は絡んで来なかった 7時45分 何かと慌ただしくなる時間 中居が朝の用意をし、お客さんの料理を運んでいる所を眺めている 8時30分 朝の料理を下げる 9時10分 10時25分 ぼーっとしていると父親が私の方へ歩いてくる そろそろか。 「話がある、ついて来い。」 言われた通りについていった
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